〈選択の自由〉からの脱却 NHKブックス 安冨歩 NHK出版イキル タメノ ケイザイガク ヤストミ,アユム 発行年月:2008年03月 ページ数:253p サイズ:全集・双書 ISBN:9784140911075 安冨歩(ヤストミアユム) 1963年生まれ。
京都大学大学院経済学研究科修士課程修了後、京都大学人文科学研究科助手、名古屋大学情報文化学部助教授、東京大学大学院総合文化研究科・情報学環助教授を経て、東京大学東洋文化研究所准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 序章 市場の正体ーシジョウからイチバへ/第1章 市場経済学の錬金術/第2章 「選択の自由」という牢獄/第3章 近代的自我の神学/第4章 創発とは何か/第5章 生命のダイナミクスを生かす/第6章 「共同体/市場」を超える道/第7章 自己欺瞞の経済的帰結/終章 生きるための経済学ーネクロエコノミーからビオエコノミーへ 「消費依存」「ワーカホリック」「バブル現象」「環境破壊」…現代社会の生きづらさはどこからくるのか。
出来るかぎり自由であるために選択肢を増やそうと、私たちは貨幣に殺到し、学歴や地位の獲得に駆り立てられる。
アダム・スミスから現代の市場理論にまで通底する、“選択の自由”という希望こそが現代社会を呪縛しているのだ。
市場(イチバ)で飛び交う創発的コミュニケーションを出発点に、生を希求する人間の無意識下の情動を最大限に生かすことで、時代閉塞を乗り越える道を探究する、著者渾身の市場経済論。
本 ビジネス・経済・就職 経済・財政 経済学